今日も一日お疲れ様です。
ユキピロです。
2017年末エンドスウィープを子系統確立しました。
エンドスウィープは1991年にアメリカで生まれた競走馬および種牡馬で、日本・オーストラリアのシャトルサイアーとしても活躍しました。
父フォーティーナイナーはミスタープロスペクターの後継種牡馬で、北米リーディングサイアーになるなど一時代を築いた名種牡馬です。
本馬は競走馬として大成できず、生涯成績18戦6勝で国際G1には手が届きませんでした。(カナダ限定G1には勝利しています。)
1995年に種牡馬となり、種付け料は6,000ドルと低い評価でしたが、 初年度産駒が2歳戦で大活躍し、1998年の北米新種牡馬ランキングで1位を獲得しました。
1999年には、豪州のアローフィールドスタッドと日本の社台ファームが共同でシンジケートを組み、豪州と日本を行き来するシャトルサイヤーとなりました。
日本では供用初年度の2000年に種付け料500万円で100頭、2001年は400万円で98頭、2002年は350万円で90頭の繁殖牝馬を集めました。
当時の最高額サンデーサイレンスの2,500万円は別格としても、次点のエルコンドルパサーやトニービンが800万円だったことを考えると非常に人気・期待が高かったことが伺えます。
残念ながら2002年に急逝してしまったため、日本では3世代の産駒しか残せませんでしたが、その中から1世代1頭、計3頭のG1馬が誕生しました。
産駒は軒並み仕上がりが早く、2歳戦を得意としている産駒が多いですが、世代のトップクラスは成長力も持ち合わせており、芝・ダートを問わず活躍馬を輩出しているまさに万能種牡馬でした。
本馬が急逝しなければ、サンデー系の過剰な繁栄が抑えられていたのではないかとも言われています。
ウイポ的血統の特徴としては系統確立すると、母系継承でSP系から無系統になります。
輸入される際に所有し、寿命を延ばせば確立は難しくありません。
種牡馬としての能力は非常に高く、SP「67」成力「持」子出「10」サブパラ「S1A5B1」で疾風配合対象馬です。
本馬は現実でもウイポでも素晴らしい種牡馬ですが、あえて言うなら父ミスプロ系×母父ノーザン系のため血脈活性化8本が狙い難いこと、確立するとSP系を失うことが欠点かと思います。
以上です。皆様のお役に立てると幸いです。

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