父は北米リーディングサイアーの名種牡馬デピュティミニスターです。
本馬は1994年のデビュー戦で5馬身差を圧勝すると、怪我による長期休養を挟みながらも4連勝でジェロームH(G2)を制しました。
一般競争2着を挟んで陣営の大目標であるBCクラシックに出走しましたが、距離が持たなかったのか、勝ったシガー(G1 11勝)から18馬身3/4差をつけられた9着に終わり、このレースを最後に引退しました。
本馬はアメリカのスリーチムニーズファームで種牡馬となりましたが、初年度産駒のノボジャックや2年目産駒のクロフネが日本の2歳戦で活躍したため、2000年末に社台グループにより日本で繋養されることになりました。
なお、クロフネやノボジャックがG1戦線で大活躍したのは翌年の事であり、目に見える実績がない状況で購入に至った社台グループの審馬眼はさすがと言ったところでしょうか。
ピンクカメオ、レジネッタ、アドマイヤジュピタ、エイシンデピュティ等多くのG1馬を送り出し、近年ではブルードメアサイアーとして多くの活躍馬を出して存在感を示しています。
ウイポ的血統の特徴は、系統確立すると祖父ヴァイスリージェントから続くST系を引き継ぎます。
父デピュティミニスターも母系が零細でしたが、本馬の母系も劣らず零細で種付け相手に困ることはほぼないと思います。
しかし、確立だけ考えるのであれば、活躍した史実馬が多く、上位互換の息子クロフネが2年目産駒にいるので、本馬を自家生産する必要はないと思います。
所有しない場合は2012年頃引退しますので、輸入時に所有しましょう。
種牡馬としての能力はそこそこで、子出し「7」SP「67」成力「有」サブパラ「健B他A」です。
以上です。皆様のお役に立てれば幸いです。

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